2016/11/15 │ 未分類
平成28年11月10日(木)に広島県社会福祉協議会主催の研修が行われました。
今回は3回連続研修のうちの第2回『人材マネジメント編』に講師として招かれました。
福祉業界全般では、多くの事業所が抱える人手不足解消が喫緊の課題であることは
既知のことでしょう。
実態とは異なる悪いイメージのみが先行し、希望者が減り、採用難に陥っていることも
さることながら、1年未満の早期離職も多く、恒常的な職員の不足感に繋がっているようです。
またそれに伴う補充のための頻繁な新規採用も、その都度、新人教育していかねばならない
現場の疲弊を招き、悪循環の一部になっています。
2015年の介護労働実態調査で、現場職員の多くが離職理由として「人間関係」
「組織の運営のあり方に不満」を挙げているに対し、「賃金等の待遇面の悪さ」が原因であると
事業所は感じており、双方の認識に相違があることが明らかにされました。
そこで、人材の定着という観点から、職員が求める「やりがい」「安定」「適切な労働環境」を
具体的な事例から検討していき、組織運営に必要な労務管理、人事制度の基礎知識を学び、
後半は「職場のモチベーションをあげるには」という切り口でアプローチし、
グループワークを行いました。
6時間におよぶ長時間の研修でしたが、ご参加の皆様は熱心にご聴講くださいました。