居宅介護支援事業者研修会

2018/01/12 │ 未分類

 平成29年12月6日(水)広島医師会館にて、平成29年度事例発表会が行われました。

 広島市の各区の担当者が順番に発表していく形式で、私は安佐南区の担当者として「セルフネグレクトにおける、本人の行動変容にこだわらない支援について」を発表しましたので、一部ご紹介します。

 セルフネグレクトとは、成人が通常の生活を維持するために必要な行為を行う意欲・能力を喪失し、自己の健康・安全を損なうことと定義されています。

この状況にある方は一見、生活のほとんどの面で他者の援助を必要としているかのように思われる状態です。

しかし、本人の行為や動作に着目すると、行動変容を求めなくとも自助行動を引き出すことができます。

 まずは、本人の意志や希望を効果的な質問技法を用いて本人にも支援者にも見える形にし、支援の道筋と支援に対する本人の了承をとりつけます。

社会的にはマイナスな行為と思われる飲酒・喫煙も、医療的なチェックは欠かせないものの生きる励みと解釈し、それを認めることで自助行動の動機付けとします。

活動・金銭・健康管理・社会参加などあらゆる角度から行動を評価し、本人のできることに着目します。サービス事業所とも協同し、実際に支援をしていく中でも本人が実行可能であったことを見つけ、サービスの微調整を行っていきます。

 このように継続的かつ詳細なアセスメントを行うことにより、必要以上の援助をせず自立支援が可能になりました。

 地域からの支援という面では、もともと本人が近隣との交流を持たないことで周囲の理解と協力が得られにくい状況でもありますが、プライバシー保護を考えると本人の事情を詳細に開示するわけにもいかないため、このバランスについては現在も検証中です。

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